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最善の着回しを 其ノ二 (卒園式編)

by 奈みこ

#オキツケ

  さて、「奈みこに完全丸投げお任せ」がもうひと方…笑

  こちらも卒園、入園、入学が重なっているお母さまです。

   独身の頃から着物を着る機会を作り、ご自身の礼装を節目には着るように努めておられて、たいそう着物に愛着をお持ちなので、わたしも嬉しくなります。

  成人式で誂えたお振袖の袖を切って、訪問着に仕立てたものと、訪問着として誂えたもの計二枚と、帯や小物は元々の組み合わせも含め、お持ちの袋帯や小物を見させて頂き、一から見立てて計画しました。

  ご相談、お預かりが昨年の秋です。

  帯と小物は購入も視野に入れてのご相談でしたので、出来る限り負担が少なく済むように、しかしながら使い勝手は良いように、ワガママな狙いを満たすことを実現させようと取り組みました。  

  ワガママな狙いとは、お客さまの要望ということではなく、わたしが抱いた野望です。笑

  最善を尽くして、これ以上ない適切な買い物をするというミッションを自分で課せて、楽しみました。笑

  全く雰囲気の違う二枚の訪問着のどちらにも合う帯を見つけ出すところから…

  お持ちの袋帯や小物をあるだけ出して頂き、拝見しましたが、使えるものはなるべく使いながら、必要と判断したものを新たに購入することにしました。

  紫をメインに合わせる帯と、黄色の訪問着の基本の組み合わせになる帯揚げ、帯〆と両方の着物とすべてのシーンに合わせた半衿です。

メイク(A)、ヘアセット(N)、着付

  インパクト大な個性的な元振袖。

  卒園か入学かで選ぶと、卒園でギリギリという感じでしょうか。

  これはご本人がどうしても着たいという想いが強かったので、ママらしく着たらいいと判断しました。

  かなり大胆な色柄であるので、引き算が必要です。

  間違えればご出勤前にも見えてしまうので、いかにママ、いやそっちのママではなく笑、卒園児のママらしく…

  上品な印象で、着物にもしっくり合い、この先も着やすく、そしてもう一枚の訪問着にも合う、というのを満たす奇跡の帯を見つけてしまうわたし。

  探す前から出会える確信があるのがわたし…

 

  なぜ、もう一枚の訪問着に合うことにこだわるかというと、そちらの訪問着の元々の組み合わせの小物が、わたし的にしっくり来ないからでした。

2017年時

  元々の組み合わせはピンクの小物で、二年前にお支度させて頂いたことがありました。

  ピンクの加減が、親和性に欠けるのです。

  今回は複数回着ることと、代わり映えさせる意味もあるので、それならば、紫の訪問着とこちらとどちらにも使える帯があれば最高じゃん!というわたしの理想話です。

  理想を現実にするのがわたしの仕事。

  (頼まれてもいないのに勝手に笑)

  紫の訪問着にバッチリはまって、更にピンクの小物の組み合わせで黄色の訪問着にも合う帯。

  そして、黄色の訪問着の小物は、もっと親和性の高い同系色の小物を買うことにしました。

  これもバッチリなのを見つけます。

  買い物センサーの感度が良い時に探しましたが、いずれもネットです…

  なんてチャレンジャーなんだ…と我ながら後々身震いしましたが、まぁ、出逢いとはそういうものです。笑

  半衿も二枚共に共通して使える、小洒落たものを選び縫いました。

  金糸銀糸の刺繍の華やかなものにしたいところですが、紫の方はこれ以上の足し算は不適切なので、地模様の落ち着いたものにしました。

  どちらも縫い直しが要らないように、黄色の訪問着の襦袢で全日着て頂いています。

  本来、振袖は襦袢も袖を切ってあり、そちらもご用意頂いていて、袖口から紫の裏地が見える素敵な襦袢です。

  ですが、衿縫いを一度に済まし、着回すことを考えると袖の紫は黄色の訪問着には合いません。

  どちらにも合う黄色の襦袢で今回は着回すことにしました。

  どちらもご本人用に仕立てられてあるので、寸法も同じで問題ありません。

 

  コーディネート全貌は次の記事にて…

地模様が七宝柄の品のある半衿に

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