御召しと訪問着を一枚ずつ、袋帯二枚、帯揚げ、帯〆を五〜六くらいずつ…
ポ〜〜イと放り込んで、いつ何を着るか、どの組み合わせにするか、全部なみちゃんにお任せ〜〜。
という感じで託されました。笑



まずは、あり得る組み合わせをひと通り作って、そこから条件に合わせて絞っていきます。
卒業に相応しい、入学に相応しい、小学生のお母さんらしい、中学生のお母さんらしい、同じ着物と帯でもなるべく印象を変えられるように、そういった条件のもと、的を絞っていきます。




着付
これは御召しを誂えたときの元々の組み合わせだそうで(それは知らずに提案している)お持ちの小物の中から選ぶとすると、一番親和性が高かったわけですが、年齢と雰囲気からすると、やや地味です。
御召しを着回すことと、男児のお母さまであること、黒紋付の羽織袴の息子さんと並ぶことを考えると、地味なことはクリアとします。
親子で並んだ時の印象は最適です。


着付
こちらは、下の息子さまの卒園に合わせて見立てた組み合わせです。
使ったことのない帯〆だったようですが、春らしい柔らかい色味で、顔映りも良いと判断して採用しました。
意外と似合う人を選ぶ色味です。
とってもよくお似合いで、ご本人さまにも喜んで頂きました。
前回の粋な雰囲気とは変わって、優しい印象になるのがわかると思います、

入学式の巻につづく…
奈みこ