師走に入ってしまったが、霜月の着物最終章。
久しぶりの #TAO
#DRUM TAO という和太鼓のエンターテイメント
お世話になっている薬局の社長さまに教えて頂き、四、五年前からほぼ毎年公演を観ている。
ある食品会社の貸切公演に招待頂き、夫婦でお出掛け。


照明の色温度が調整出来ずでお見苦しいが、左の白目のほうが実際と近い色。
一度袖を通しておこうと思っていた付下げで、あまり顔映りは良いとは言えないが、不可もなく。
モヤっとするので個性的な似合う色目のアンティークの袋帯と濃い目の帯揚げで締めてポイントを作る。
こういうてらっとした光沢のある生地は、なんというか悪く言うと 古臭く、下手をすると老けて見える。
好みもあるが、なんというか やらしさのような具合が強調される嫌いもある。(個人的見解)
ザ・袋帯で合わせるとつまらなく、着せられた一張羅感が出て、わたしとしては許せない。笑
なので、アンティークの袋帯。
〆は 藤結びにしようかと思ったが、モッサリするのでやめた。

藤結び
今年は暖かく過ごしやすいが、冬はこれから寒さも増すと着物は足が寒い…。
インナー用足袋とヒートテック的な足袋の重ね履き。
着物用パンストは、裾捌きも良くなるので、真夏以外は大体履いている。


インナー足袋から→さらに温感足袋
(注 ※ 大根ではない、足であるw)
TAOについては、もう命そのものを舞台に集めたような、魂の栄養であり、絶望している人は輝きを取り戻し、死を望むような人がいたら、死ぬ前に観てほしい。
必ず生きよう!と考え直すだろう。
太鼓はもちろん、笛、箏、三味線、声の演奏だけでなく、アクロバティックな肉体演出、コシノジュンコ氏の美しい衣装、魅了される演出、どれもがプロフェッショナルでパーフェクト!
男性の肉体美も見どころであるが、わたしはつい女性に魅入ってしまう。
男性より人数は少ないが、圧倒的な存在感とひれ伏したいほどの美しさ…
時に男性よりも強さを放ち、皆を包容しながらこの世の全ての根源を分け与える、まさにすべての母神のよう…
巨大な一本の(臼と杵の杵のような)バチを両手で振り下ろしながら、超巨大な大太鼓を鳴らす時、もはやわたしには、田を耕す姿、稲を育て稲穂を刈り、米を炊き飯を作り、夫に食わせ子を生み、乳をやり子を育て、泉のごとく溢れ出る全く減ることのない愛をただただ注ぐ 、命の繰り返しとその全てを担う「おんな」の原理そのもの、おんなの宇宙を彼女たちの姿から感じていた。
女神としか言いようのない姿。
命そのもの。
ひたすらの愛。
女たちの神なる姿はわたしたちの姿でもある。
それを 体現 する。
大分で村を作り、寝食を共にし、日々鍛錬に励むTAOのメンバーの方々。
ほんとうに神に選ばれし者たち。
次回も楽しみでしかない。


推しメンさん(の垂れ幕 笑)と一緒にパチリ。
奈みこ