#キモノライフ
九月の出来事。
十月になってしまって、慌ててます汗
蹴上の無鄰菴へ。
わたしの好きな篠笛奏者の方のゲスト演奏があるというところから発見したイベントで、他に何をするのか後から調べると、貴重な着物と帯の展示と解説というようなステキな内容で得した氣分に。
申し込んだ時は満員でキャンセル待ち。
しばらくで一枠空いた連絡があって行けたわけだが、その連絡メールを一週間放置していたのに行けた奇跡 笑。
中秋の名月の二十四日、月夜を愛でながら着物と帯の展示と解説、最後に篠笛演奏を聴くというプログラム。
曇りで、隠れ隠れしながらたまに覗いてくれたお月さま。
浄化作用で心が洗われた、はず。









二階はドリンクバーになっていて、おひとりさまビールを愉しみ、上から庭を眺めるという贅沢。
坪庭も素敵すぎ。
展示のもの、呉服屋さん母娘が召されていた着物と帯などの多くは、月のモチーフがあしらわれたもので、粋で美しい。
破れ扇子の着物は、一見縁起が悪そうなのに実は縁起物という解説があったのだが、内容を忘れた。笑




篠笛の演奏は、庭の茶室から姿を見せずに音だけを聴くというご本人の演出で、月夜だけの明かりの中、その時のインスピレーションで即興演奏だったそうで、それはそれは麗しきひととき・・
のちにちゃんと姿も見せてお話と、アンコール演奏をして下さった。
佐賀ご出身の佐藤和哉さんという奏者の方で、わたしは彼の笛の音色が好きなのですが、今は京都に移住されているのは知っていたのでそのうちどこかで会わないかとうっすら期待していたわたくし。
今年の冬に、見事実現 笑
とあるショッピングモール系(系?)のエレベーター前で奥様とベビーとご一緒のところに遭遇し、尋ねたところ、厚かましくも写真を撮って頂いた。しかも奥さまに。
実は生で聴くのは今回が初めて。


で、この日の装いは、九月なので単衣。
しかしまともな単衣がなくて、本望ではないがまあ許せる物で。
なかなか単衣を着る機会もなく、時季も一瞬で過ぎてしまうので、これはチャンスでもあり。
着物の方も多いだろうと思い、色々考えた組み合わせ。
限られた、時間を縛られた約束事が、着物の最大の魅力。
単衣の良さは縛り。
奈みこ